SEMITECの冷媒ガスセンサは、自社独自の薄膜サーミスタチップとそれを搭載して定電流駆動することと電子回路技術によって、センサへの印加電力を制御することで高精度を実現しました。
IEC規格及びUL規格等で空調機器への搭載が義務化されている微然性冷媒ガスR-32を検知する技術です。
・交換不要:100%LFL※2の可燃性ガスに暴露されても交換が不要であるため、メンテナンスコストが削減されます。
・長寿命:雑ガスによる被毒劣化が無いため、長期間にわたって安定した性能を維持できます
・高精度:定電流駆動により高精度なガス検知が可能です。
・低消費電力:駆動時の発熱が低減され、低消費電力を実現しています。
・環境外乱に強い:湿度、気圧、風などの環境外乱に強いため、様々な環境下で安定した性能を発揮します。
・多様な出力対応:オープンコレクタ出力やUART対応により、監視、警報、故障検知など多様な用途に対応できます。
・業務用空調機器
・冷凍冷蔵機器
・IEC60335-2-40 Ed.7 (準拠予定)
・UL60335-2-40 Ed.4 (準拠予定)
ピンNo | 名称 | 機能 |
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1 | GND | 共通グランド |
2 | NC | (未接続) |
3 | Vout2 | 総稼働時間出力,またはUART |
4 | Vout1 | 監視/警報/故障出力,またはUART |
5 | VC | 回路電圧(5V±5%) |
搭載コネクタはJST製 SM05B-PASS | ||
対応ハウジングはJST製 PAP05V |
項目 | 仕様(R32に限定) |
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測定濃度範囲 | 0ppm~144,000ppm(100%LFL※2) |
ガス漏えい検知の範囲 | 正常:0ppm~10,800ppm(7%LFL※2)未満 警報:10,800ppm~36,000(25%LFL※2)ppm以上 |
初期安定化時間 | 電源投入してから安定するまでの時間60秒以下 |
応答速度 | 36,000ppm(25%LFL※2)のR-32冷媒に暴露した時に15秒以内に警報 |
異常検知 | 1時間に1回故障の有無を自己検査 |
消費電力 | 50mW以下 (at25℃)大気圧 |
消費電流 | 10mA以下 (at25℃)大気圧 |
使用温湿度範囲 | 温度-25~60℃ 湿度30~95%RH 但し絶対湿度48.5g/m3以下、結露無きこと |
その他、 R-454A、 R-454B、 R-454C、 R-744(二酸化炭素)及び水素などを検知できる可能性があります。
ご検討のお客様は下記お問い合わせ先にご連絡ください。
※1 開発品の暫定値となります。暫定値は通知なく変更となる場合もあります。
※2 LFLは爆発下限界になります。