SEMITECはこの度、特許技術を有した、-200℃~+200℃まで使用可能なサーミスタセンサを開発しました。
超低温のニーズは、医薬品やワクチン、生体試料(細胞、組織、血液、DNA、RNA等)の保存用途が広く知られていますが、
タンパク質の酵素分解も脂肪の酸化も起こりにくい為、食品業界や流通分野でも近年需要が大きく広がっています。
従来の低温用サーミスタでは-50℃までの使用が限界でしたが、センサ構成材料の線膨張係数を合わせることにより超低温環境でも使用可能なサーミスタセンサを実現することができました。
また、本センサは+200℃までの使用が可能、広い領域をカバーできるサーミスタセンサです。
センサは取付側の環境に合わせて樹脂パイプ品、金属パイプ品から選定可能です。
SEMITEC独自構造により各国特許出願及び取得済
❑日本:特許第6405074号
❑米国:特許第11,268,862号
❑中国:第201780036668.3号(特許出願中)
数値 | 備考 | |
---|---|---|
抵抗値 | 33.66kΩ±1% | 0℃におけるゼロ負荷抵抗値 |
B定数 | 2,240K±2% | B25/85 |
※特性は一例となりますのでお問合せ下さい
● 超低温計測
● 高温計測
● 400℃の幅広い温度計測範囲
<比較試験>
-196℃の液体窒素と+206℃のオイルによる400℃差の超熱衝撃試験(20サイクル)で実施。
センサ内部がパイプから抜けが発生しない構造です。
※参考:従来品は2サイクルで抜け発生
2サイクル後 | 20サイクル後 | 結果 | |
---|---|---|---|
開発品 | 異常なし | ||
従来品 | 2サイクル後にパイプ抜け発生 |
● 冷凍コンテナ
● 超低温フリーザー
● ハンディ―温度計