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NCセンサ

NCセンサ

Non-Contact(非接触)の温度センサです。

赤外線

波長が可視光線よりも長く、マイクロ波よりも短い電磁波の総称です。
ここでは温度をもつ物体すべてから自然に放射される赤外線輻射を表します。
NCセンサは輻射熱を変換して非接触温度検知をしています。

薄膜サーミスタ

高耐熱・小型・高速応答を実現した、感温部が厚み十数μmのサーミスタです。
NCセンサに高精度ペアリングした2つの薄膜サーミスタが使用されています。

検知用

被測定体から放射される赤外線輻射を検知する薄膜サーミスタです。
被測定体の温度によって検知出力電圧が変動します。

補償用

輻射の影響が無い箇所に実装した薄膜サーミスタで、NCセンサ自体の温度検知、補償を行います。
温度によって検知出力電圧が変動します。

赤外線吸収材

被測定体からの赤外線輻射を吸収し熱に変換します。

視野角

赤外線を検知できるエリアを角度で示しています。
赤外線が通過するセンサの開口部の大きさによって異なります。
NCセンサは視野角に入るすべて物体から放射される赤外線輻射の値を出力します。

被測定体

測定対象物のことです。

放射率

物体が放射する赤外線輻射エネルギーを、同温の黒体が放射するエネルギーを1としたときの比で表したものです。

黒体温度

黒体とは、外部から入射する電磁波をあらゆる波長にわたって完全に吸収し、また熱放射できる想像上の物体のことです。
NCセンサの出力特性を測定するための熱源は黒体塗料を使用した温度としております。

使用温度範囲

NCセンサが使用可能な環境温度。

検知温度範囲

NCセンサで検出することが出来る被測定物の温度範囲。センサに接続する回路構成によってその範囲は拡大することが可能です。逆に狭い範囲を高精度に検出することも可能です。

テーブルデータ

NCセンサの出力特性を表したデータ。
検知用サーミスタと補償用サーミスタの検知出力電圧をマトリックス表にしています。

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