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狭視野角サーモパイル

狭視野角サーモパイルは従来のサーモパイルの視野角度を絞り、よりピンポイントで高精度な温度測定を本製品一つで可能にしたサーモパイル型赤外線センサです。

 サーモパイルで正確な温度測定を行うためにはセンサの視野内に対象物のみを納めなければなりません。その為、正確に光学設計されたミラーや、レンズなど別の部品が必要となります。
本製品は視野を狭める光学部品一体型で対象の測定物のみを捉えることが容易になり、より高精度の測定が可能になります。
狭視野角による弊害(赤外線量の減少)は独自の光学設計でカバーしており、出力を軽減することないセンサが実現しました。
レンズや集光ミラー等の光学部品が不要、スポット測定が可能なため、非接触温度計や、組み込みの非接触温度測定が必要な機器に最適です。

視野角が広いと対象物以外も見てしまい、正確な温度が測れません。狭視野角は見たいエリアの温度を正確に測れます
非接触温度計に応用した場合、センサだけで狭範囲測定可能(レンズ・集光器不要)

定格

項目 特性 備考
狭視野角
サーモパイル
10TP583T
(従来品)
受光面積 1.05×1.05mm2 吸収膜サイズ
電圧感度 15V/W±30% 参考値
出力電圧※1 1,700μV 200μV
出力電圧※2 1mV
感度の温度係数 0.02%/℃±0.02 参考値
サーモパイル抵抗 65kΩ±30% 25℃において
サーモパイル抵抗の温度係数 ±0.1%/℃
ノイズ電圧 33nV/√Hz1/2 ジョンソンノイズ
r.m.s., 298K, 1Hz代表値
S/N比 75.7dB 出力電圧/ジョンソンノイズ/
参考値
NEP 2.2nW/Hz1/2
比検出能 4.7×107 cm・Hz1/2/W
時定数 15ms
使用温度範囲 -20~100℃
保存温度範囲 -40~100℃
視野 ±12.5deg. 感度50%になる出力
透過波長帯域 Cut on 5μm
絶縁抵抗 ≧500MΩ DC25V印加
サーミスタ抵抗値 100kΩ±3% 25℃におけるゼロ負荷抵抗値値
サーミスタB定数 3435K±3% B25/85

※1 測定条件(Test Condition)黒体炉:500K (Black body Temperature)センサ黒体炉間距離:100mm (Sensor-Blackbody Distance)センサ温度:298K(Sensor Temperature)アパーチャ経 :φ12.7mm(Aperture size)
※2 測定条件(Test Condition)黒体炉 :310K(Black body Temperature)センサ温度:298K(Sensor Temperature)

視野角特性

外形図

透過波長特性

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